和琴半島の廃旅館




2012/8/11訪問  もちゃ IN


廃墟探索が自分の中でまだ本格的じゃないころの昔に訪問した覚えがありました。
2012年、2年前の夏休み頃でしょうか。

道東の旅で川湯温泉に来ていた際、屈斜路湖の南岸に位置する半島、和琴半島に行きました。
和琴半島は屈斜路カルデラの中から噴出した溶岩でできた半島でして、
屈斜路湖に浮かぶ火山島でしたが、その後、土砂などが堆積して湖岸と繋がったようです。

その和琴半島に夕暮に遊びに来ていたわけですが、帰り道に偶然発見した廃墟で、
IN(友人)も興味本位で行ってみたい、とのことでしたので車を停め、行ってみることにしました。





此方の画像は、次の日になって外観だけ撮影したものです。
周辺は民家がほとんど無いので、堂々と廃墟の前に停めて入らせていただきました。
探索時は既に暗く、23時は回っていたと思います。





正面の扉は閉まっていましたが、鍵がかかっていませんでしたので、正面からお邪魔しました。
入ると左右に部屋が分かれていまして、左は事務室でした。
画像は右手の部屋の様子ですが、左半分がもやに覆われてしまいました。

更に、奥には畳部屋があり、階段で2階に行けることになってます。
それにしても最近まで使っていたのでしょうか、家具は古いものの、飲みかけの飲み物は真新しいです。





事務室のほうです。扉や板、机がそのまま置いてあります。
事務室は空でした、1階はこれといって何もありませんが、どうも先程から2階で物音が聞こえます。
2階の階段を探してみることにします。




2階に上る階段の手前にトイレがありました。
建て付けが悪いせいか、建物が傾いているのか扉が開き辛かったですね。
中から鼻につく刺激臭がするので中には入りませんでした。

どうも上から不思議な音がするので、2階に上がってみます。
それに旅館と書きましたが、旅館かどうか管理人にもわかりません。





2階に上がりました、やはり旅館のように5〜8部屋あったと思います。
部屋内は毛布、布団のみがあり、家具などは一切ありませんでした。

画像は真ん中あたりの部屋でしょうか、モザイク修正をかけさせて頂きましたが、
部屋中に鳥の死骸が散乱しており、ものすごい腐敗臭でした。

他に廊下や、奥の部屋も死骸があり、とても探索できる状況ではなかったので退散させていただきました。
因みにうろ覚えですが、2階から1階に下りる途中、どこかの部屋から壁を叩く音が聞こえてきた気がします。





「和琴半島の廃旅館」 廃墟探索、というより心霊スポットのような感じがしたような廃墟でした。
建物全体的には「廃ラブホテル リリ」のような造りで、部屋割りも大分似ていた気がします。
ただ旅館かどうかは最後まではっきりとしませんでしたが、宿泊施設には間違いないようでした。

廃墟はかなりの確率で猫の住みかになる場合があり、その猫達が捕った獲物をそこで食すわけですから、
鳥、ネズミなどの死骸はよく落ちているものですが、流石に今回の量は異常でした。
かつ、不思議な音のせいで細かく探索と撮影ができなかったことが少々気がかりです。

画像の少なさと画像の質さ、ともに申し訳ありませんでした。
もし道東の方に行くことがあれば、もう一度再訪してみたいですね。

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