清水谷小学校





2014/4/27訪問 もちゃ はっしー たむさん

道東の十勝管内遠征中、糠平源泉郷から帯広に向かう途中に偶然見つけた物件です。
本来は清水谷駅(士幌線)を探していたのですが、左手に廃墟のようなものを発見し、
ついでなにでで寄ってみましたところ、学校のような建物だったので調べてみましたら小学校跡だったことが判明しました。

「清水谷小学校」 正式には上士幌町清水谷小学校、1952年12月に開校し、1975年3月31日に閉校しました。
最終的に上士幌小学校に統合され、閉校したときには児童数は3名程度だったと言われています。
今現在は清水谷地域自治会館になっており、1967年に併設され隣には公民館があります。





停車した場所の反対側を撮影、もうこの時点で草が生い茂っていました。
手前のは体育館、奥の木の建物も学校の一部だったのでしょう。





もう一度反対側に戻り、草が無いほうから回ることにします。
これは玄関でしょうか、まったく見当が付きませんね。





奥の方を撮影してみました、むこうにも入り口がありますね。
ガラス戸の中は撮れませんでしたが、見た事の無い世界が広がっていました。





こちらの入り口も完全に封鎖されていました。
となるとこちらは職員用の玄関か何かだったのでしょうか。

それでは更に奥に回って見ることにしましょう。





公民館として使われているようですが、草が荒れ放題で使用されているのかと疑います。
館と言う字が旧字なのが、また古さを醸し出していますね。





更に回ると、最初に見た木造の建物です。
見たかぎりでは開校の頃からあるくらい古く感じます。





それではここから少しお邪魔させていただきます。





言葉が出ませんでした。
全て木でできており、元学校であると思うととても切なくなります。





床がほぼ全壊しているので奥には進めませんが、手前の棚は何でしょう。
棚の上にはダルマや色々な物が置かれていますが、これは学校のものなのでしょうか。





中は驚くことに便所でした。
そしてぶれが酷くて申し訳ありません。

全て木造のトイレは初めて見ました。




そのほか、床を確かめて隣の棟にも試みましたが閉鎖されており入れませんでした。
短い時間でしたが、今回も単独で待たせてしまっているので早急に戻ることにします。


「清水谷小学校」 数少ない解体されていない木造校舎と言うのがとても魅力的な物件。
公民館や自治会館として使用されてはいるものの、隣の木造の建物は長くは持たなさそうです。

今までに廃校には何度も赴いておりますが、全木造というのは初めてだったと思います。

このように新たな発見や経験、そして想像をさせてくれるのも廃墟。
今回のこの学校も倒れずに残っていてくれたことにとても嬉しく思います。

私は最後、戻るとき走って校庭に駆け抜ける児童に見えていたのかもしれない。
そう見えていたであろう学校が手を振ってくれた。


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